初心者がTableau ServerをEC2にインストールしてみた
はじめに
私は長らく、Tableau Desktopを使った分析やダッシュボード構築などをしていましたが、そういえばTableau Serverのことは何も分からないな・・?ということに気が付きました。今回は、Tableau Serverと仲良くなるために自分で構築してみたので、その内容について記載していこうと思います。
ただし今回は、環境準備やインストール手順などはほぼ以下のブログを参考に進めていますので、用意した環境要件などは以下のブログを確認いただければと思います。本記事では、その手順の中で躓いた部分や参考にしたブログなどを紹介していく予定です
前提
- OS:Windows Server 2019
- Tableau Server 2022.3のインストール
EC2にインスタンスを立ち上げる
まずは、Tableau ServerをインストールするサーバーをEC2に用意しました。また、Tableauの推奨要件を基に構築していますが、その際に困ったのは以下の点でした
EBSのアタッチ
EC2にTableau Serverをインストールする場合、インストールに必要な空きディスク領域 50 GBに加えて、最低 100 GB のボリュームを持つ EBS General Purpose (SSD) を別にアタッチする必要があります
公式Doc:単体の Tableau Server を AWS に自己展開
しかし私は追加ボリュームのことを何も考えずにインスタンスを起動したので、、後から慌ててEBS追加ボリュームのアタッチを行いました。その際に参考にしたブログはこちらです
また、アタッチ後にOS側でうまく反映されなかったため、以下のドキュメントやブログを参考にWindows管理メニューからボリュームの拡張を行いました
Elastic IPの紐づけ
EC2には静的なIPを紐づけます。静的なIPアドレスを紐づけることで毎回同じIPアドレスからアクセスすることができるようになります
Tableau Serverのインストール
Tableau Serverのインストールや初期設定は基本的には滞りなく完了できたのですが、何点か注意が必要な点がありました
ブラウザの設定
インストール後、ブラウザを介して設定を行うシーンがありますので、Tableau Serverをインストールする際には最新版のブラウザ(Chrome,Firefox,Safari,Microsoft Edge)が必要になります。インストール作業を進めていくと、自動的にブラウザが開くので、デフォルトのブラウザがIEなどサポート外のブラウザになっている場合はそこも変更しておきましょう
インストール後の初回ログイン
それぞれ設定が完了したら、クライアントPCからもTableau Serverにアクセスできるようになります。しかし、EC2のセキュリティグループの設定やサーバーのWindowsファイアウォール設定がうまくいっていないとアクセスできないケースがあります。私の場合、Windowsファイアウォールが影響してアクセスできなかったので、こちらの設定も見直してみましょう
さいごに
ブラウザ上でTableau Serverを活用したことがあるといえど、自分で構築するのはかなりしんどかったというのが正直な感想です。とはいえ、色々少しずつ調べていくことで理解が深まっていきましたので、本記事もどなたかの参考になれば幸いです。